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人生をつくるのは・・・【VALT JAPAN在宅メンバー執筆】

投稿日:2018年07月02日

 

人生をつくるのは・・・

 

「あなたの幸せは何?」

「あなたの価値はどういうもの?」

「あなたはどんな人生を目指しているの?」

 

なんでもないときに、ふいにそう問われたら、あなたはすぐに答えることができますか?

 

 

「どうしてごはんを食べるの?」

「どうして仕事をするの?」

「どうして寝なきゃいけないの?」

「どうして勉強するの?」

「どうして会話をするの?」

普段何気なく、もしくは何も考えず、「当たり前」のように行なっていることに対して、あなたはすぐに理由を説明できますか?

 

 

この文章を読んでいる方の中に、障害があって、通院をしながら服薬中の人がいたら…

あなたは「どうして病院に通っているのか?」「どうして薬を飲んでいるのか?」をしっかりと考えたことはありますか?

→障害があるから?

→体調を安定させたいから?

→主治医に「薬を飲め」と言われているから?

 

本当にそうしなければいけないのでしょうか?

「病院に通わない」「薬を飲まない(服薬を断る)」という選択肢だってあります。

あなたはどうしてその選択をとらないのでしょうか?

 

※これは決して「病院に通うのが良くない」「薬を飲むのが良くない」と言いたいわけではありません。

「ちゃんと自分で考えて選択しているか?」を確認しているのです。

 

 

この記事を書いている私は、精神障害があり、精神科に通い始めてもうすぐ10年になろうとしています。薬は飲んでいません。

「薬を飲んでいない」と伝えると、「いいなぁ。自分も薬を飲まないようになりたい」と、精神科に通院している人たちから言われることがありますが…

「どうして私が薬を飲まないのか知っているの?」「飲みたくないなら、飲まなければいいのでは?」と思ってしまうことがあります。

“薬を飲まない=軽症”と感じられて、それで「いいなぁ」という言葉がこぼれるのでしょうか?

 

私も以前、症状が不安定なときに薬を飲んでいたことがあります。

でも不安定すぎて、オーバードーズをして緊急入院となり、結果として主治医に薬をすべて没収されました。

つまり「服薬して症状を安定させる」という選択肢が、強制的になくなったのです。

その後はどんなにしんどくても、主治医や家族、支援者たちとの「コミュニケーション」の中で、体調のコントロール方法を見つけていかなければいけませんでした。

他者に何度も迷惑をかけながら、「薬なしで安定させてやる!」という想いで、必死になって色々なやり方を試して…

今は自分なりの体調のコントロール方法を見つけることができましたが、それは決して生易しいものではありませんでした。

特に主人にはたくさん迷惑や心配をかけたと思います。

途中で見放さず、どんなときも真剣に向き合ってくれた主人には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

もしもあなたが「通院しない生活になりたい」「薬を飲まないようになりたい」と思っているとしたら、「どうして通院したくないのか?」「どうして薬を飲みたくないのか?」をいま一度考えてみてください。

 

私自身は、「通院して薬を飲んで体調が安定しているのなら、”体調安定の手段”としてアリだ」と思っています。

自分の人生は、自分でつくるものです。誰かがつくってくれるものではありません。

通院する/しない。薬を飲む/飲まない。どちらを選択するのもあなたの自由です。

通院も服薬も、自分の人生をつくっていくなかの1つの手段です。

自分の目的に合った方法を、色々試して選択しながら見つけていくのでいいと思います。

 

「選択の仕方がわからない」

「選択云々の前に、そもそも自分の人生の目的がわからない」

どちらの場合も「自分1人では先に進めない」と感じたのなら、周りの人に相談してみてください。

何かをしたいのなら、まずは自分が行動を起こさないと何も始まりません。

「誰にも頼れない」「誰も自分のことを受け止めてくれない」「どうせ誰も…」と、選択の機会を自ら絶たないでください。

「過去に行動を起こして、不快な思いをしたことがある。もうあんな嫌な思いはしたくない」としても…

しんどくても、それを乗り越えるのはあなたです。誰かではありません。

そのときはしんどかったとしても、「次もしんどい思いをする」と、どうして決めつけられるのでしょうか?

 

 

もうひとつ。

この文章を読んでいる人の中で、「障害があるから働くのが難しい」と思っている人がいたら質問です。

どうして障害があると働くのが難しいのでしょうか?

「こうしたら障害があっても働きやすくなる」ということを考えたことはありますか?

 

ひとりひとり、障害の症状・特性・度合いは異なります。

同じ障害名でも、同一の治療法が有効とは限りません。

治療法がそれぞれ異なるように、働き方も人それぞれです。

 

「正社員」「派遣」「アルバイト」「パート」といった働き方以外に、障害があるのなら、雇用契約を結ぶ「就労継続支援A型」や雇用契約を結ばない「就労継続支援B型」、さらには就労に向けたスキルを身につける「就労移行支援」があります。

最近では「アウトソーシング」「クラウドソーシング」「みなし雇用」「在宅雇用」といった働き方も出てきました。

働き方(選択肢)はたくさんあります。

あなたにはどういう働き方が合っていますか?

「今の働き方だとちょっと、なんだか…」「こんな働き方がしたい!」という想いがあるのなら、ハローワークに相談したり、市区町村のジョブコーチの制度を利用したりして、一度考え直してみてはどうでしょうか。

 

ソーシャルビジネスを発展させたり、働き方改革を起こすのは「誰か」ですが、それが「他者」とは限りません。

「あなた」がそれらを革新させる重要な人物になる可能性だって秘めています。

「自分が動かなくても、誰かがやってくれるでしょう」と思ったそこのあなた。

確かに誰かがやってくれるかもしれませんが、はたしてそれはあなたが望んだやり方ですか?望んだタイミングでやってくれますか?

 

もう一度言いますが、自分の人生は自分でつくるものです。

隣の人は、隣の人なりのやり方で、自分の人生をつくっています。

時間がかかっても、自分に合ったやり方を探していくことが大事だし、幸せや価値というのは、そういう過程の中で見つかるのではないでしょうか。

 

 

最後に。

冒頭で質問した3つの質問に答えられなかった人がいたとしたら、ぜひ映画『グレイテスト・ショーマン』を観てみてください。

私はこの映画を観て、セリフ・歌詞・物語・音楽・表情…あらゆるところから刺激を受けて、がらりと物事の捉え方が変わりました。

特に「幸せとはなんだろう?」「家族とは?」「愛とは?」「お金を稼ぐとは?」「障害は悪なのか?」ということを考えさせられました。

この映画を観たことで、私の「人生の目的」が定まりました。とてもおすすめです。

 

 

「どうして?」という問いに対して、答えが必ずしも1つとは限りません。

「自分はこう思った」のならそれが答えだし、「あのときはこう思ったけど、今はこう思う」と変化させていっていいと思います。

周りは気にせず、「自分」というものを大事にして、自分らしい人生をつくってください。

意志のあるフリークスに愛を【VALT JAPAN在宅メンバー執筆】

投稿日:2018年07月02日

2018年2月に日本で公開された映画「グレイテスト・ショーマン」をご存知でしょうか?

19世紀、ヒュー・ジャックマン演じる主人公の「P・T・バーナム」が現在のサーカスの礎を築いて成功を収めたという実話に基づいたストーリーで構成された作品です。

主人公のバーナムがサーカスのショーで雇ったのは「フリークス」と呼ばれる奇形(ユニーク)な身体や、障害を抱えた人達。身体中が体毛で覆われた犬少年や、髭が生えた歌姫。黒人の兄妹(当時は人種差別が激しかったため、彼らも「フリークス」の一員と見なされたのでしょう)。身体の一部分が一体化されて生まれた双子のダンサーなど。

バーナムは彼らを雇い、観客前でパフォーマンスを行う事で成功した人物で、現在におけるサーカスの礎を創り上げます。

ユニークな出立ちの彼らに対し、社会からの風当たりは厳しいものでした。人々が彼らを疎外し続けるなか、バーナムは彼らを平等に扱い、活躍の場を与え続けたと描かれています。

一方、それから180年近く経過した西暦2018年。「働き方改革元年」と提唱されるなか、日本国内の社会で暮らす「ユニークな人達」に対する環境はどう変化したのでしょうか?

2018年度の法改正により、障害者雇用義務の対象に精神障害者が加わりました。これにより事業主は身体、知的障害者だけでなく精神障害者の雇用が義務付けられることになります。

また、近年の国内における障害者雇用率は6年連続で過去最高を更新。更に、2018年度からは事業所が雇用する従業者数に対して雇用する障害者の割合がり2.0%から2.2%(民間企業の場合)に引き上げられました。

ここまで列挙すると国内の障害者雇用は「空前の売り手市場到来」と言えますが、現状では多くの課題が残されています。

厚生労働省が行った平成25年度の調査によると、障害者における平均勤続年数は、障害者の身体障害者が10年に対して精神障害者は4年3ヶ月と半分以下。

更に関西福祉科学大学が行った「精神障害者の離職率に関する研究」によると、44%の精神障害者が1年未満で離職したとされています。この数字は即ち2年半で雇用されている全ての精神障害者が入れ替わるという計算になります。

また、精神障害者の離職理由は主に以下のようなものが多く挙げられました。

・職場の雰囲気や人間関係に馴染めなかった
・賃金や労働条件に不満があった
・体力や意欲が続かなかった
・仕事内容が自分に向いていないと感じた

以上の調査は精神障害者の継続的な就労の難しさを表しています。事業主としては「せっかく雇用したのに短期間で離職されてしまい、多額のコストだけが掛かった」というケースが後を絶たないという事態を如実に表しています。

これでは身体、知的障害者と比べて「ストレス耐性が低い」と事業主から敬遠されるのも頷けますが、18年度からは精神障害者の雇用義務化は前述の通り。彼らの就労定着率安定は急務といえるでしょう。ではどうすればこのような課題に立ち向かうことができるのでしょうか?その打開策を二つ提示します。

先ずは、障害を持った方々に特化した「クラウドソーシング」を挙げましょう。クラウドソーシングとは「不特定多数のインターネットユーザーに業務を発注すること」を指します。事業主は発注したい業務内容と対価をインターネット上で募集し、受注したインターネットユーザーがそれを遂行して納品、報酬送金。この一連の流れが全てインターネット上で完結します。

業務内容は主にデータ入力などで、PCとインターネット環境があれば職場環境を問わず、在宅での業務遂行も可能となるため、ストレス耐性の低い精神障害者にとって、出勤時や職場環境などによる外的ストレスなく働ける点が大きな特徴です。

二つ目は「みなし雇用制度」です。これは「事業主が障害者就労継続支援などの事業所に一定額の業務を外注した場合、事業主が抱える従業員数に対する障害者の雇用率に加算する制度」を指します。

A社という一般企業への就労が難しい精神障害者で、障害者就労継続支援事業所で就労している場合、一般企業がその事業所に外注すれば、「A社は一定数の精神障害者を雇用している」とみなされるのです。

「雇用しても短期間で辞めてしまう」という一般企業からの声に加え「一般企業の就労は難しいが、就労継続支援事業所内での就労には問題なく遂行できる」という精神障害者をコネクトさせる新たな雇用制度として期待が高まっています。

以上、二つの打開策を提示しました。しかし、これらを持ってしても課題は多く残ります。障害者が請け負う仕事のマネジメントや、企業が外注する就労継続支援事業所などとの意見の相違や温度差、更には企業の障害に対する理解度の低さも挙げられます。

今から180年前、「グレイテスト・ショーマン」ことP・T・バーナムは「フリークス」達に活躍の場を与えるべく彼らをサーカスに出し続けました。彼が残した大きな功績は「サーカス」と呼ばれる娯楽エンターテイメントを確立させただけではありません。体型や障害によって蔑視、差別され続けてきた「フリークス」に社会権を与えるソーシャルビジネスを既に展開していた事に大きな価値があったのではないかと筆者は考えています。

社会的な風潮や価値観は時代とともにゆっくりと、そして確実に変貌を遂げています。

我々ならできます。
いや、我々がやります。

現代社会でその存在価値に悩む「フリークス」と、彼らとのコネクトに悩む人々のためのソーシャルワークを−

厚生労働省【在宅就業障害者マッチング事例集】にご掲載頂きました。

投稿日:2018年04月05日

厚生労働省が推進する「在宅就業障害者支援推進事業」の一環である【在宅就業障害者マッチング事例集】にて、ヴァルトジャパンを取り上げて頂きました。

■掲載日:2018年4月
■厚生労働省 在宅就業障害者支援推進事業
■掲載:在宅就業障害者マッチング事例集
■事例集PDF(VALT JAPAN):LINK
■事例集PDF(全ページ):LINK