2024年4月15日

プレスリリース

“就労困難者ゼロ社会の実現”を目指すVALT JAPAN、プレシリーズBで2ndラウンド3億円の資金調達が決定。累積調達額は約14億円に

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障がいや難病等のある就労困難者に特化したDXプラットフォーム「NEXT HERO」を運営するVALT JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:小野貴也)は、プレシリーズB 2nd close として、Spiral Innovation Partnersが運営するゆうちょ Spiral Regional Innovation Fund、T&D Innovation Fund、Value Chain Innovation Fund(セイノーHDのCVC)から計3億円の資金調達に係る契約を締結したことをお知らせします。なお、ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fundにとっては1社目の投資先となります。

資金調達の目的と背景

VALT JAPANは、「就労困難者の大活躍時代をつくる」というビジョンを掲げ、就労困難者特化型DXプラットフォーム「NEXT HERO」事業をはじめ、全国6自治体や大企業と様々な連携事業を展開しています。国内約1,500万人いるといわれる就労困難者へ就労機会を提供し、その力を最大限に活用することで労働市場の構造に変革を起こし、日本国内における労働人口減少問題の解決も目指しています。

また、当社は、インクルーシブ・トランスフォーメーション(IX)社会の実現を目指しています。そのためには、社会性と経済性が両立することが必要です。当社の成長はその証明となると確信しています。今回の資金調達を通じて、私たちはその証明のフェーズに入り、より良い社会の構築に向けた新たなステップを踏み出して参ります。

当社は2023年に10期目に入り、取引社数累計370社、受注件数1,500件を突破、就労継続支援事業所のネットワークは累計2,000を超え、成長し続けております。ワーカーサイドでは、NEXT HEROを通じて平均⼯賃200%以上、従来の増加額の約8倍(4,000円/月→3.2万円/月)の増加を証明してきました。

また、2024年以降の市場環境において、障害者雇用率制度「法定雇用率」は増加し続け、そのリードタイムは年々短縮されています。さらに単に法定雇⽤率を達成するのではなく、質の⾼い戦⼒となる雇⽤をつくりたいという、企業の純粋な思い(ダイバーシティ&インクルージョン、人的資本経営など)がマーケットにはあります。

この度の資金調達の目的は、市場の需要とあるべき姿、つまりは私たちが描く新たな未来像を体現する「インパクトモデル(循環型)」への加速的な進化です。BPOを通じた協働機会の創出を基盤に、ワーカーケイパビリティデータの加速的な蓄積および向上を通じて、協働機会の拡大と新たな雇用創出を実現させ、労働市場の構造変革を推進します。

VALT JAPANが目指す未来像

VALT JAPANは、ワーカー・企業との協働により、日本の経済構造にインクルーシブな働き方の選択を盛り込み、社会全体の底上げを目指しています。このビジョンは、技術革新・経営戦略・社会貢献の要素を組み合わせることで、より持続可能で包括的なビジネス環境の構築を目指しています。

これまで、就労困難者が仕事を通じて大活躍する社会をつくるために、法定雇用率や障害者手帳の有無に関わらず、ともに働きともに活躍する「協働モデル」を構築してきました。

これを基盤とし、社会に新たなインパクトをつくるため、個の拡張と労働市場の構造変革を推進して参ります。

代表メッセージ

VALT JAPAN株式会社 CEO 小野 貴也

当社は、創業時から「就労困難者の大活躍時代をつくる」という一貫したビジョンで推進してきました。現在第1章「構築と証明」の最終フェーズを経て、新たな第2フェーズへの移行を目前に控えています。この過程で、インフラ完成に向けた全社員の一体化が事業組織の強化をもたらし、急速な成長と堅固な体制を築き上げました。

また、顧客ニーズに応えるための課題解決策の明確化にも成功し、戦力強化・雇用創出・社会的価値の向上を実現しています。

この度の資金調達は、圧倒的な市場優位性の確立、就労困難者IXという新市場の構築、組織強化に注力するとともに、テクノロジーを活かしたインパクトモデルを構築させ、「NEXT HERO」の経済的かつ社会的価値のさらなる拡大を目的としています。

これからもVALT JAPANはあくなき変革を続け、労働人口減少問題と就労困難者問題の構造的な難題解決を通じて、社会に新たな価値を提供して参ります。

各社からのコメント

Spiral Innovation Partners株式会社 プリンシパル 市川 恭邦様

VALT JAPANの更なる事業成長に向けた資金調達にあたり、Spiral Innovation Partnersが運営するファンドより出資させて頂くことに致しました。小野CEOのリーダーシップのもと、VALT JAPANは就労困難者特化型DXプラットフォーム「NEXT HERO」事業のオペレーティングモデルを磨き込んできました。「NEXT HERO」の更なる成長に加え、今後はこの事業基盤をレバレッジした新たな事業モデル展開にも挑戦していきます。VALT JAPANの更なる成長に伴走できることを、大変楽しみにしています。 

株式会社ゆうちょ銀行 地域リレーション部門投資事業推進部 グループリーダー 野田 駿様

ゆうちょ銀行では、「社会と地域の発展に貢献する」という当行パーパスの実現に向けて、2024年3月、Spiral Capital社(以下、「Spiral」)とともに地域課題解決を目指すスタートアップ企業等へ投資を進めるファンド「ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fund」を設立いたしました(当行はLPとして参加)。

この度初号案件としてSpiralよりVALT JAPANを選定頂きましたが、LPとしても同社の「NEXT HERO」事業を通して、地域の就労困難者の方へ新たな仕事を流通させること、同時に企業の人材不足課題解決を進めていただくことを大いに期待しております。

T&D Innovation Fund  株式会社T&Dホールディングス 経営企画部課長 魚本 健司様 

T&D保険グループでは、「保険を通じて、“ひとり”から、世の中のしあわせをつくる。ていねいに向き合い、大胆に変えるグループへ。」を経営ビジョンに掲げ、保険事業等を通じた社会課題の解決に取り組んでおり、環境変化や技術革新が加速度的に進む現代において、経済的価値と社会的価値の双方を創出する「共有価値の創造」を実現するため、スタートアップ企業のみなさまとの関係構築・事業共創を推進しております。

VALT JAPANは、労働人口の不足が深刻化していく日本において、就労困難者のもつポテンシャルを開放し、企業の労働者不足と就労困難者の経済的自立という社会課題の解決に挑戦しています。「NEXT HERO」が労働市場にイノベーションを起こす社会インフラとして普及し、「就労困難者の大活躍時代をつくる」ことが日本経済を支える大きな力となることを期待しております。

Value Chain Innovation Fund セイノーホールディングス株式会社 オープンイノベーション推進室 CVC担当課長 山根 彰夫様

セイノーホールディングスでは、ロードマップ2028『Team Green Logistics』に基づいた「オープン・パブリック・プラットフォーム(O.P.P)」の概念のもと、環境問題・人手不足などの中長期的な課題に加え、喫緊の課題である2024 年問題を見据え様々なパートナーとの「共創」で、Green物流の実現を目指しております。
今回のValue Chain Innovation Fundからの出資を機にVALT JAPANと密な連携をとり、弊社リソースを最大限活用した協業を積極的に進めることでお客様の繁栄に貢献してまいります。

ウェビナーのお知らせ

この度の資金調達に関しまして、Spiral Innovation Partners株式会社の市川 恭邦氏と当社代表小野にてウェビナーを開催いたします。

日程:2024年 4月23日(火) 18:00~19:00(予定)
詳細・お申し込みは下記リンクよりお願いいたします。
https://www.valt-japan.com/news/3443

採用について

VALT JAPANはさらにサービスを拡大・加速させるために全職種を積極採用中です。弊社のビジョン・ミッションに強い共感を持っていただける、そして共に日本の労働市場の変革に挑戦してくださるメンバーからの応募をお待ちしています。
詳細は下記ページにてご確認ください。
https://valt-japan.notion.site/VALT-JAPAN-6b4e5a3450d1452b9867bfb338a34889